今となっては過去の記録です。更新終了
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河童さんのコメント返信をさせていただいていると、文字量がかなりのものになってしまった。
せっかくなので今回は記録として書かせていただこう思う。
河童さんの質問
先生の守護霊は以前「トンビ」とお聞きしていたのですが、現在は「カエル」なのですね。
という事は、守護霊を変えることができるということですか?
小生のイメージですと、守護霊というのはずっと固定しているものだと思ったのですが。
それとも守護霊というのは、アメリカ先住民であるインディアンがそうだったように、「スピリット」つまり動物の魂を肉体に宿すという事を指しているのでしょうか?
質問に対する返信
書き込みありがとうございます!
ワタクシの知識と経験の枠でしかお答えできないので恐縮ですが、参考になれば幸いです。
河童さんのおっしゃるとおり、ワタクシの言う守護霊はシャーマニズムにおける守護霊のことを表しており、現代の日本の一般的な守護霊のイメージとは少し違います。
これは、ご指摘のアメリカ先住民のスピリットの概念とほぼ同一のものであります。
守護霊という言葉を聞くと「人間を守るための存在」というような人間主体の印象を受けますが、シャーマニズムにおいてはむしろ、守護霊の方が主体である場合が多いです。
なので守護霊側の判断で交代なども行われるようです。
ワタクシの場合、カエルはもともとの守護霊で、トンビは自分で獲得してきたものです。
シャーマニズムにおいて同時に複数の守護霊をもつことは珍しいことではないようです。
…うまくまとめられなかったかも知れませんが、このような返答で問題なかったでしょうか?
※返答に書ききれなかったことを、補足として以下にまとめさせていただきました。
シャーマニズムにおける守護霊は動物の精霊以外にも、祖先の霊、古代の戦士の霊、幻覚性植物の精霊等と様々あります。
守護霊は、生まれながらにして守護霊であるものもあれば、自分で獲得する場合もあります。またシャーマンの師匠から託されたり、シャーマンの死亡後にそのシャーマンの守護霊が共同体の別の誰かを選んだりする場合もあるそうです。
そもそもシャーマニズムとは人間の力の及ばない超自然的な物事を、霊的な側面から解決する手段であり、その霊的な側面からアプローチする仲介役として、シャーマンは守護霊の力を借ります。
両者の関係は対等、もしくは守護霊の方が上という場合もあります。
霊的な世界(あの世)の代表が守護霊、人間の世界(この世)の代表がシャーマンと考えていただけるといいかもしれません。
なので守護霊自身も人間に誠意があるか、利益をもたらしてくれるかを判断して協力しています。
守護霊が利益を得られないと判断したら、容赦なく守護する人間を見放してたり、守護霊を脅かす霊の攻撃を受けた場合などは守護霊は自分の世界(他界)に退散してしまうこともあるそうです。
ちなみにワタクシの実践しているシャーマニズムは人類学者マイケル・ハーナーの著書『シャーマンへの道』を元としており、この本で語られているシャーマニズムは世界のシャーマニズムから基本プロットを応用して構成されております。(ただハーナー氏は南米アマゾンの先住民を熱心に研究されていたようなので、南米アマゾン系のシャーマニズム色が濃い印象もうけます。
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なるほど
わざわざこのような場を設けていただきありがとうございます。小生のような質問に懇切丁寧にお答えくださり誠に恐縮でございます。
なるほど、シャーマンとはあの世とこの世を結ぶ橋渡し的な役割を担っているわけですね。
また、低俗な例えで恐縮ですが、西洋魔術における召喚魔のようなものなのかも知れませんね。
魔術者は自分の願望を叶えられる悪魔を選んで召喚する。しかし、代償も払わなくてはならないし、悪魔に裏切られることもある。
そういった意味で召喚魔=守護霊という図式は似ているわけですね。(いや、悪魔と精霊を一緒にするのはどうかと思いますが、概念的な部分が似ていると考えてください)
そして、守護霊とは正に神道とも通じるところがあり、八百の神々の力を借りるということですね。
しかし、ここでまた疑問が浮かんだのですが、シャーマンとはそもそもどのような目的を持ってシャーマニズムを実践していたのでしょうか。
例えば、部落の吉兆を占ったりだとか、或いは救済活動を目的にしていたのでしょうか。
その目的によって、また小生のイメージしていたものと大きくズレが起こるかもしれないのです。
小生の見解では、シャーマンとは神主と同様に霊能者という部類に入るのではないかと考えていたのです。
霊能者とは神と置き換えが可能な存在。つまり霊能者自身が神となることもある。その点において宗教者や占い師とは確実に一線を引いているわけです。
とまぁ、なんやかんやと推測を立てましたが、シャーマンの目的を知りたかったのです。
重ね重ね申し訳ありません。スピリチュアルやシャーマニズムにはうとい者で・・・。
なるほど、シャーマンとはあの世とこの世を結ぶ橋渡し的な役割を担っているわけですね。
また、低俗な例えで恐縮ですが、西洋魔術における召喚魔のようなものなのかも知れませんね。
魔術者は自分の願望を叶えられる悪魔を選んで召喚する。しかし、代償も払わなくてはならないし、悪魔に裏切られることもある。
そういった意味で召喚魔=守護霊という図式は似ているわけですね。(いや、悪魔と精霊を一緒にするのはどうかと思いますが、概念的な部分が似ていると考えてください)
そして、守護霊とは正に神道とも通じるところがあり、八百の神々の力を借りるということですね。
しかし、ここでまた疑問が浮かんだのですが、シャーマンとはそもそもどのような目的を持ってシャーマニズムを実践していたのでしょうか。
例えば、部落の吉兆を占ったりだとか、或いは救済活動を目的にしていたのでしょうか。
その目的によって、また小生のイメージしていたものと大きくズレが起こるかもしれないのです。
小生の見解では、シャーマンとは神主と同様に霊能者という部類に入るのではないかと考えていたのです。
霊能者とは神と置き換えが可能な存在。つまり霊能者自身が神となることもある。その点において宗教者や占い師とは確実に一線を引いているわけです。
とまぁ、なんやかんやと推測を立てましたが、シャーマンの目的を知りたかったのです。
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