「確定された事実」

最近は足のギプスで仕事にも行けず、外にも出ず、日がな一日論文を書いたりインタァネットをしたりする日々であります。

しかし文章化する行為は非常に興味深いものだと再確認。

自己内面の思考や記憶という一次的なものから、文章や絵という二次的なものへ変換した瞬間にまぎれもない「確定された事実」になっていくような感覚がある。

たとえ、まとまらないことでも文章にして整理された瞬間にそれは「確定された事実」になる。

また、夢やビジョンという内的で繊細かつ雲散とした体験や記憶も文章に置き換えられた瞬間に「確定された事実」となる。

良いか悪いかわからないが、「確定された事実」になった瞬間に快感をともなったりすることもある。

しかし、自分に酔っているとしたら要注意。

文章を書くというのも一種のエネルギーの交流と捉えられる。

下手な自分酔いは、不健全なエネルギーの流れを巻き起こして不協和をもたらすことだってあるかもしれない。

そういえば高校の時、僕が自分的に楽しいお話（物語）を考えて自画自賛していると、友人のabeさんが釘を刺したのを思い出す。

「１０代の自分酔い禁止！」

確かにそのとおりだった、もうとっくに２０代だが、定職についてるわけでもなし、ほとんど１０代のまんまだ僕は。

自分酔いは、やる気を出すためのごほうびとして、最低限にとどめることにしましょう。

うん、それがいい。

たぶん。