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今夜は守護霊の踊りを裸足で行うことにした。

大地のエネルギーを直に感じ取りたいと思ったからだ。

長岡のアパート近くの小学校のグラウンドへ移動。

ここなら危険なものは落ちていないだろうし、安心して裸足で踊れる。


開始前に、足で土の上に大きな円を描いた。

結界というか、踊るスペースを他所と隔てたのだ。

守護霊の踊りは非日常的行為であるので、日常的世界から隔離したほうが良さそうだとフト思ったのである。


この結界が功をそうしたのか、周囲に小さな光が何度か出現したのを目撃した。

最初は土の中のガラス質が街灯に反射したものかと思ったが。

次に少し離れた道路の空中でキラッと光った。

何かが車のライトに反射したのだろうか。とも思った。

しかし、いよいよ空でもキラッとした光を目撃し、おや?ヘンだな。と気がついた。

その時、夜空には星こそ輝いていたものの飛行機などは一切飛んでいなかった。

その光は、とても小さく強いもので星と間違えるようなものではないのだ。

ひょっとすると、周りに現れた守護霊の精霊が光として認識されたのかも知れてない。

AIBOの開発責任者でもあるソニーの天外伺朗氏は、アメリカインディアンの儀式に参加して祖霊が光の玉として姿を現したのを目撃したという話もある(※)。


光の目撃でいやおうなくテンションの上がった僕は、夢中で守護霊に踊りを捧げた。

やはり裸足のせいか、かなり自然体で踊れている。

また新月とあってか、月のエネルギーにとらわれず、普段以上に大地のエネルギーや星々のエネルギーを感じている気もする。


さて十分に踊りを捧げると、次は動物の踊りに移る。

守護霊のトビを呼び出そうとする。

しかし、なんだか今日はしっくりこない。

自然にトビのイマジネーションが浮かばないのだ。

実は先日、田んぼでサギを見かけた時に、なんとなく守護霊のトビのことが思い浮かんだ。

トビが僕の守護霊から抜けるような気がしたのだ。

シャーマンは常に同じ守護霊を持っているわけではないと本で読んだ気がする。

ひょっとすると、これは守護霊の交代時期に差し掛かっていることを意味するのだろうか。


トビがうまく降りてこないので、とりあえず体のうごくまま踊り始めた。

今までこんなことはなかったので、正直どうしたらいいかわからなかったのである。

なんとなく、ほかの動物が出てこないかイメージを巡らせてみる。

動物のイメージが浮かんでは消えていく。

どうも確信が持てない。


そうしてるうちに、手に持っている儀式用のガラガラ(マラカスのようなもの)が邪魔な気がしたので地面に置いた。

すると、自然に両手を地面についてカエルのポーズになった。

カエルも僕の守護霊のひとつである。

とりあえず、ここはカエルに任せることにした。

カエルを体になじませ、カエルに成りきる。

カエルの踊りを踊りながら、トビはもう守護霊ではないのか、新たな守護霊が必要なのか、と考えた。

すると、体が激しく反応してカエル(である自分)が勢いよく飛び跳ねた。

これは「YES」ということのようだ。

なるほど、ならばトビに代わる新たな動物を獲得する必要があるかもしれない。


カエルの踊りを終えると、最後にトビへの感謝の踊りを捧げた。

約一年間、トビの精霊に見守れ、助けられたこと心から感謝した。

自分を明け渡すようにとにかく、とにかく踊った。

思えば昨年度の卒業研究を無事に発表できたのはトビのおかげだった。

さまざまな面で彼らに助けられたことを思い出す。

卒業研究展では大学、新潟市、横浜の三箇所で合計10日にもおよぶ間、来場者一人ひとりにパフォーマンスをかねた卒業研究の発表を行えたのもトビやカエルの精霊たちが見守っていてくれたからだった。

すべての発表を終えて長岡に戻った朝、発表に使った丸太を大学の裏庭に安置した時のことである。

「やっと終わった」とその場を後にした瞬間、頭上3mほどのところをトビが飛んでいったのだ。

「おつかれさん、よくやったな」とでも言われたような気がして涙があふれてきたのを今でも鮮明に覚えている。



トビよありがとう。

今の僕があるのも君のおかげだ。



遠くの闇夜から、トビが最後にこちらを見ていたような気がした。



※参考文献

イーグルに訊け―インディアンの人生哲学に学ぶ
天外 伺朗 衛藤 信之
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